水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル

~本を読んだ人も読んでいない人も、水浸法の人もそうでない人も~

『水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル』中外医学社より好評発売中。
本はマニュアル本ですので「なぜそうするか?」より「なにをするか?」の方に力点がおかれています。
このブログでは本を補完するため理論的な面を詳しく説明します。

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慣れないスタッフが扱うと、スコープの先端をトロリーなど硬いものにぶつけて先端部から漏水することがあります。
保証期間中ならメーカーに修理依頼しますが古いものは自分で直します。
漏水チェックすると漏水部分から空気漏れがおきますので、場所を目で確認します。
穴がピンフォールで小さければ修理可能です。
数ある接着剤の中でセメダイン社のスーパーXクリアが一番です。
接着に時間がかかりますが、耐水性、接着力、柔軟性においてこれが最高です。
アマゾンで送料込み334円でした。
先端から少し出してごく少量を穴にそっと着けるだけです。
触ったり伸ばしたりしません。
そのまま24時間放置します。
この記事を読んで自分でやって、もし失敗しても私は責任を取りません。
あくまで自己責任です。
再度事故を繰り返さないため、トロリーにプチプチを貼っておきましょう。
スーパーX クリア

『無送気で無麻酔で無痛の大腸内視鏡挿入法-注水ポンプを使った”水浸法”の秘伝のテクニックを全公開 ”水浸法”の集大成!』
-注水ポンプを使った「水浸法」の秘伝のテクニックを全公開-


【セミナー概要】
 大腸内視鏡の挿入は当てずっぽうやカンでやるのではなく、理論的にやりましょう。直腸、S状結腸、SD-J、脾彎曲、横行結腸、肝彎曲と部位別に分け、その挿入理論とテクニックを説明し、実際のビデオを使って理論がどのように実践されているかを確認します。
言われてみれば簡単なことも言われないとなかなか気づかないのがコロンブスの卵。この講演では、今まで本に書かれていない初めての知見をたくさん紹介します。“水浸法”の人もそうでない人も、ご期待下さい!!
Ⅰ.理論編(10:00~11:00)
 平均挿入3分台、無麻酔で95%無痛
 2つの古典的挿入法(プッシュ法とプル法)
 無送気法は直線化しやすい(短縮抵抗性)
 短縮は早いほどよい(早期短縮と先端フック)
 1日25件やっても疲れない(抵抗1/4理論)
 人でもワンパターンで挿入できる(ワンパターンメソッド)
 ワンパターンメソッドのシュミレーション(指内視鏡)
Ⅱ.トレーニング編(11:00~12:00)
 アングル操作(ロックトゥーロック)
 ローテーション操作(ローテーション720度)
 超高速スラローム操作(アングルとローテーションの同時操作)
 ライトアングルをレフトアングルで代用する(アングルチェンジ)
 先端角度は見なくてもわかる(2倍進角の法則)
 ループ解除はこうやる(ループ最小円理論)
 2つのループ判定法(定点固定法)
 コロンモデル練習で3ヶ月でマスター(コロンモデル10倍則)
Ⅲ.実践編(13:00~14:00)
 注水ポンプの使い方
 正しいスコープの選び方(スコープ選択システム)
 硬度可変の使い方
 Rのワンパターンとスペシャルテクニック(バイブレーション)
 Sのワンパターンとスペシャルテクニック(アングルチェンジ)
 SDのワンパターンとスペシャルテクニック(左下腹部手のひら圧迫)
 Spのワンパターンとスペシャルテクニック(右側臥位体位変換)
 Tのワンパターンとスペシャルテクニック(レフトターンダウン)
 Hpのワンパターンとスペシャルテクニック(深吸気息こらえ)
Ⅳ.ポリペク編(14:00~15:00)
 高周波は出力を変える
 ホットは富士山をつくる
 ポリープは6時にもってくる
 スネアは奥からかける
 EMRは1発で上げる
 クリップは斜めにかける

セミナーNo335
2015年11月8日(日) 10:00~15:00
スタンダード会議室 銀座二丁目店
(東京都中央区銀座二丁目6-15)
■後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
■対象: 医師/看護師


午前 Ⅰ.理論編 Ⅱ.トレーニング編(2022年9月4日公開)


午後 Ⅲ.実践編 Ⅳ.ポリペク編(2022年10月2日公開)

終了したセミナーの報告と開催の模様
■第335回セミナー『無送気で無麻酔で無痛の大腸内視鏡挿入法』は盛会裏に終了しました。
 11月8日(日)に開催しました第335回 医療技術セミナー『実地医家のための無送気で無麻酔で無痛の大腸内視鏡挿入法-注水ポンプを使った”水浸法”の秘伝のテクニックを全公開』は盛会裏に終了しました。
 講師には、いつものように新宿大腸クリニック 院長 後藤利夫先生をお招きしました。
 講義の組立は、第Ⅰ編 理論編、第Ⅱ編 トレーニング編、第Ⅲ編 実践編、第Ⅳ編 ポリペクトミー編、でした。
 今回の講義は、「水浸法」の集大成!と、主宰子が勝手にネーミングしてしまいましたが、それにふさわしいものになりました。今回初めて公開していただけるテクニックが”スペシャルテクニック”として随所に紹介されました。  
 講義の最後の部分で、教え子のお一人であります 北海道からおいでの三浦秀彦先生による5分間の”水浸法”のご紹介がありましたが、その中に”水浸法”の優れた点等が端的に紹介されておりますので、ここでも紹介させていただきます。
 はじめに:大腸内視鏡検査は、大腸癌やポリープの発見、治療に極めて有用です。しかし、挿入困難例は少なくありません。挿入困難な主な原因は、挿入時の不快感、苦痛になります。送気法と比較して、水浸法はわずかな水で視野確保が可能であり、その結果、大腸の過膨張を少なくし、内視鏡の挿入が可能です。
 私の感想:①水浸法は腸管の過伸展を防ぎ、ループ形成の少ない挿入が可能になりました。②また、水浸法によりスコープの滑りが良くなり、抵抗の少ない挿入が可能になりました。③その結果、患者さんの苦痛が軽減できました。また、術者のストレスも軽くなりました。
 患者さんのコメント:①大変楽だった。②胃カメラより役立った。③本当に内視鏡が入っているの?という感じであった。④気持ちいい、位であった。
 会場受講者の中にも、主宰子の顔を見た途端、先日の検査で、初めて「痛くなかった」と言ってもらえました、と嬉しそうに教えてくださった方がおられました。主宰子も思わずうれしくなってしまいました。素晴らしいことです!!
 水浸法の一層の普及を願っております。後藤利夫先生頑張ってください。応援しております。

『実地医家のためのピロリ新時代の胃カメラ観察法と細径スコープを使った新しい大腸内視鏡挿入法』

【セミナー概要】
10:00-12:00 
「ピロリ菌時代の新しい胃カメラの考え方と見落としのない高速観察法」
2013年2月21日慢性胃炎にピロリ菌の除菌が保菌適応になりました。まさに「胃がん革命」です。それにともない、胃カメラの考え方も変化しています。慢性胃炎の見方が格段に進歩し、日常診療の内容も一変しました。その変更点を中心に解説します。またピロリ菌知識の一般普及に伴い、胃カメラ需要は高まっています。そこで大量の人数を短時間で見落としなく観察できる科学的観察手順である東京大学物療内科に伝わる粒良式観察法の理論と手順を紹介します。
13:00-15:00
「受動弯曲と極細スコープを使った誰にでもできる大腸内視鏡」
大腸内視鏡にはプッシュ法とプル法があります。プッシュ法は初心者でも行いやすいのですが痛みが強いのが難点でした。最近極細スコープや受動弯曲スコープなど押しても痛くないスコープが開発されています。プル法と比べての利点や、極細スコープを使う時の注意点など、「誰でもできる、押しても痛くない、極細スコープを使った大腸内視鏡挿入技術」を公開します。
(※今回の講演は、これまでの“水浸法”とは直接関係はありません)

午前の部:後藤・佐藤先生
「ピロリ菌時代の新しい胃カメラの考え方と見落としのない高速観察法」
 2013年2月21日慢性胃炎にピロリ菌の除菌が保菌適応になりました。まさに「胃がん革命」です。それに伴い、胃カメラの考え方も変化しています。慢性胃炎の見方が格段に進歩し、日常診療も一変しました。その変更点を中心に解説します。
 またピロリ菌知識の一般普及に伴い、胃カメラ需要は高まっています。そこで大量の人数を短時間で見落としなく観察できる科学的観察手順である粒良式観察法の理論と手順を紹介します。
午後の部:後藤→佐藤先生
「受動弯曲と極細スコープを使った誰でもできる大腸内視鏡」
 大腸内視鏡にはプッシュ法とプル法があります。プッシュ法は初心者でも行いやすいのですが痛みが強いのが難点でした。
 最近極細スコープや受動弯曲スコープなど押しても痛くないスコープが開発されています。プル法と比べての利点や、極細スコープを使うときの注意点など、「誰でもできる、押しても痛くない、極細スコープを使った大腸内視鏡挿入技術」を公開します。
 (※今回の講演は、これまでの”水浸法”とは直接関係はありません)

セミナーNo312
2015年8月23日(日) 10:00~15:00
スタンダード会議室 銀座二丁目店
(東京都中央区銀座二丁目6-15)
■後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
■佐藤達雄 先生(東京大学医学部付属病院物療内科)
■分野: 診療・診察技術/検査
■対象: 医師/看護師/検査技師


午前 ピロリ菌時代の新しい胃カメラの考え方と見落としのない高速観察法(東大の佐藤達雄先生と共演)(非公開)


午後 受動弯曲と極細スコープを使った誰にでもできる大腸内視鏡(2022年8月7日公開)

終了したセミナーの報告と開催の模様
■第312回セミナー『ピロリ新時代の胃カメラ観察法と細径スコープの大腸内視鏡挿入法』は盛会裏に終了しました。
 8月23日(日)に開催しました第312回医療技術セミナー『実地医家のためのピロリ新時代の胃カメラ観察法と細径スコープを使った新しい大腸内視鏡挿入法』は盛会裏に終了しました。
 講師には、大腸内視鏡の”水浸法”でこれまで何回もご登場になっている後藤利夫先生(新宿大腸クリニック院長)と、元東京大学医学部附属病院物療内科消化器科の佐藤達雄先生でした。後藤先生は、昨年の11月以来、佐藤先生は昨年の3月以来のご出演です。
 講義の組立は、午前が上部消化管の検査を専門に行っておられる佐藤先生の『実地医家のためのピロリ新時代の胃カメラ観察法』でした。かつて東京大学で多くの医師を育て上げられた恩師の粒良邦彦先生の教え「早くて見逃しのない観察法」「回転式観察法→垂直観察法」「動的観察法」を忠実に守り、実践されておられる技術をお話になられました。2013年2月21日に、「慢性胃炎」に保険適応が行われ、後藤先生は『胃がん革命日』と呼ばれましたが、ピロリ菌感染者の3%に胃がんが発生する現状を認識され、それまでは「毎年、胃カメラ検査を受けましょう」から、「ピロリ菌の除菌をしましょう」にスローガンが変わったことを指摘され、胃がん死亡の状況は年に5万人あり、今後30年はまだ多いであろうと予測されました。そこで、”早くて見落としのない胃カメラ観察法”の出番であり、佐藤先生は、他の医師の方が、上部消化管を検査されるのに15分かかっておられるところを、4分で検査され、40枚の写真を撮られて、かつ見落としのない技術に高められて、この技術を世に広め、どなたかに引き継ぎたいと考えられている、ことを紹介されました。その後、佐藤先生により、最新の症例の胃カメラ写真を約600枚供覧され、写真の分析やがんの発見の経緯等につき、披露されました。
 午後は、後藤利夫先生の『細径スコープを使った新しい大腸内視鏡挿入法』と題され、オリンパス社の”受動湾曲”という機能の優れた細径の大腸内視鏡をいくつか例に出されて推奨され、受動湾曲という機能は「屈曲部における挿入性」のうえで重要であり、極細のスコープは、癒着に強い痩せた人に向いている・・・と強調され、極細スコープのメリットについて解説され、その後挿入法(プッシュ法、ループ解除法、癒着とは?)にも触れて、詳細に解説していただきました。他に、S状結腸でのループ解除、脾湾でたわませないコツ、練習法等につき動画も含めて、ご披露いただきました。
 今回は、水浸法とは直接関係ありませんでしたが、いつものように講義を聞く受講者のために、工夫を凝らしたスライドや動画を作成される等、これらの技術の発展と普及への並々ならぬ情熱を感じさせる名講義でありました。

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