①挿入はワンパターンメソッドで入ります。
②押すときにトルクをかけないでまっすぐ押して腸が伸びたりねじれたりしたら(←腸管が画面上回り始めることでそれとわかる)押すのをやめて定点固定法で引く(←ねじれが解除される方向に回しながら引くことになる)ことでも挿入できます。
どちらが正しいのでしょうか?
サッカーの試合にたとえると①は監督の作戦で、②は選手の個人技のようなものです。ワンパターンメソッドの通りにやっていきますが時折癒着などの難敵に出くわすときがあります。そのとき個人技で突破できるのが定点固定法です。いわばドリブル力のようなものです。人間でやってもなかなか身につきませんがコロンモデルでは早く習得できます。
別な例えをすると総論と各論のような関係です。水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル p.77