水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル

~本を読んだ人も読んでいない人も、水浸法の人もそうでない人も~

『水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル』中外医学社より好評発売中。
本はマニュアル本ですので「なぜそうするか?」より「なにをするか?」の方に力点がおかれています。
このブログでは本を補完するため理論的な面を詳しく説明します。

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2019年05月

この度は水浸法用ポンプを送っていただき、誠にありがとうございます。お礼が遅れ大変申し訳ありません。
4月より地元の福島の実家の医院に勤務しております。先日、仙台に行った際に牛タンを購入し郵送させていただきました。手紙を入れることが出来なかったので、お礼を申し上げることができませんでした。
鹿屋では長きにわたりご指導ありがとうございました。福島で水浸法を用いた、痛くないCFを目指して行きたいと思います。
今後も鹿屋には定期的にゆく予定です。その際は、またご指導のほどよろしくお願いします。

田口 朋洋(トモヒロ)

田口医院
福島県白河市郭内11

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(大きな人工池の奥の中央のビルが日本人が設計し去年建てられたVitup大連国際病院です。まわりの建物もすべて大連VITUPグループの医療関連施設です。画像クリックで大きくなります)

新しい事務局長の王さんと話したら年収が倍増の2000万出すという話です。(非公式の話で確約はできません)。皆さん、ご検討下さい。

中国で医師の仕事をしてみませんか?
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大連国際病院が1年間の常勤医を募集しています。
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病院は新しく設備は最新です。

成田から3時間ですぐ着きます。
日本語しか話さなくても大丈夫。
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冷やかしの見学も大歓迎です。
一緒に大連に行きましょう。

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大連VITUP国際病院に興味がある人は、揚 静 まで連絡くださいとのことでした。揚 静さんは日本語が上手なかわいいVITUP病院の職員です。

大連VITUPグループ

私の検査を見学してよく「困難症例をどうやるのか見たいです」と言われなす。
でも、お見せできおるようなものはとくにありません。
私はいつも普通の挿入の症例を見て欲しいと思っています。

挿入困難例は実は間違った挿入の結果、自分が作ったものだと思うからです。
不用意に押したり、送気をしすぎるから短縮不能のループを作り、一旦ループを作るとループ癖が付いて少し押しただけでループ再形成を起こします。

簡単な症例にコツがあるのです。
誰もが入る症例でいかに押しの要素を無くするかを突き詰めることが大事ななのであって、押しまくってループを作って解除できない状態でいかに挿入するかが挿入法ではないのです。
そのような状態をいかに作らないかが挿入法なのです。
プッシュしてどうしようもなくなった状態でどのように挿入するかを究明することではなく、そのような状態にどうやったらならないかを究明することが真の挿入法だと思います。

合併症を良く起こす外科医が合併症の対応の本を書いたら合併症の権威になったという笑い話があります。
本当に良い外科医は合併症を起こさない医師です。

本当に良い内視鏡医は挿入困難(挿入時間10分以上のはまった例)にならない医師です。
挿入困難に強くなるより、挿入困難などに陥らないように平素気を付けるべきです。
つまり、簡単な症例を丁寧に挿入し、腸管を伸ばさないように平素から慎重に挿入することに尽きます。
一旦伸ばしてしまうと伸び癖が付いて挿入困難になりがちだからです。

私は、実は挿入困難の対処法は良く知らないです。それは挿入困難になった経験が少ないからです。

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