水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル

~本を読んだ人も読んでいない人も、水浸法の人もそうでない人も~

『水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル』中外医学社より好評発売中。
本はマニュアル本ですので「なぜそうするか?」より「なにをするか?」の方に力点がおかれています。
このブログでは本を補完するため理論的な面を詳しく説明します。

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2022年06月

Yanisse Estevez
Me gustaría oír en español como es que rectificas por completo el sigmoides
S状結腸を完全に矯正する方法をスペイン語で聞きたいです

Cuando presiona el endoscopio, el colon sigmoide se tuerce.
Cuando llegue al colon descendente, debe tirar del endoscopio en el sentido de las agujas del reloj para enderezar el colon sigmoide.

Te enseñaré a usar el método de inmersión en agua.
Agregue una cantidad muy pequeña de agua sin aire.
Será resbaladizo.
Avance con cuidado el endoscopio para no estirar los intestinos.
En la segunda mitad del colon sigmoide, puede hacer avanzar el endoscopio simplemente girándolo en el sentido de las agujas del reloj sin presionar el endoscopio.
Para cuando llegue al colon descendente, el colon sigmoide ya está recto y no es necesario corregirlo.

あなたがスコープを押すと、S状結腸が捻れます。
下行結腸についた時、スコープを右回ししながら引いて、S状結腸を直線状に矯正する必要があります。

水浸法のやり方を教えます。
空気を全く入れないでごく少量の水を入れてください。
滑りが良くなります。
腸を伸ばさないように慎重にスコープを進めてください。
S状結腸後半では、あなたはスコープを押さず右回しするだけでスコープを進めることができます。
下行結腸についた時、すでにS状結腸は直線状になっていて矯正する必要ありません。
Yanisse Estevez
muchas gracias ☺️ sensei estoy ahorrando para ver si puedo ir a Japón no sé hablar el idioma pero mi hija sabe inglés , usted cree que puedo ir allá y aprender como me dijo en una semana para planificar el viaje este año y cómo sería tendría que a tu hospital 🏥 usted me dirá gracias ☺️ por sus atenciones , どうもありがとう🥹🙏

Puede aprender el método de inserción de un patrón utilizando un modelo de intestino grueso en una semana.
También puede ver una demostración del método de inmersión en agua. Te sorprenderá que no duela sin anestesia.
Yanisse Estevez
muchas gracias ☺️

Alojamiento recomendado en Odawara.
https://haveaniceday.jp/

『実地医家のためのわかりやすい大腸内視鏡挿入法』
-2.部位別テクニックと実際のビデオによる供覧-

【セミナー概要】
 大腸内視鏡の挿入は当てずっぽうやカンでやるのではなく、理論的にやりましょう。直腸、S状結腸、SD-J、脾彎曲、横行結腸、肝彎曲と部位別に分け、その挿入理論とテクニックを説明し、実際のビデオを使って理論がどのように実践されているかを確認します。
 言われてみれば簡単なことも言われないとなかなか気づかないのがコロンブスの卵。この講演では、今まで本に書かれていない初めての知見をたくさん紹介します。水浸法の人もそうでない人も、ご期待下さい!!
 皆さま、奮ってご参加下さい。
第1部 10:00-12:00 前半
1.直腸のテクニックと実際のビデオ
2.S状結腸のテクニックと実際のビデオ
3.SD-Jのテクニックと実際のビデオ
4.脾彎曲のテクニックと実際のビデオ
  (ここまでが前半、これからが後半)
(12:00-13:00 昼食・休憩)
第2部 13:00-15:00 後半 (9/29 改定)
5. 横行結腸のテクニックと実際のビデオ
6. 肝彎曲のテクニックと実際のビデオ
7. 挿入困難例のテクニックと実際のビデオ
8. ポリペクトミーのテクニックと実際のビデオ

セミナーNo281
2014年11月9日(日) 10:00~15:00
スタンダード会議室 銀座二丁目店
(東京都中央区銀座二丁目6-15)
■後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
■分野: 診療・診察技術
■対象: 医師/看護師



午前 ”水浸法”とワンパターンメソッドの復習、大腸内視鏡挿入法の部位別テクニック(2022年6月5日公開)



午後 挿入困難例のパターン別攻略法とポリペクトミーのテクニックと実際(2022年7月3日公開)

終了したセミナーの報告と開催の模様
■第281回セミナー『大腸内視鏡挿入法-2.部位別テクニックと実際のビデオ供覧』は盛会裏に終了しました。
 11月9日(日)に開催しました第281回医療技術セミナー『実地医家のためのわかりやすい大腸内視鏡挿入法-2.部位別テクニックと実際のビデオ供覧』は盛会裏に終了しました。
 講師には、新宿大腸クリニック院長の後藤利夫先生をお迎えしました。これまで通り、「”水浸法”とワンパターンメソッド」と「挿入法と挿入困難例の解決法、麻酔法、ポリペクトミー」の組合せでお話をいただくようになって3年目で、4サイクル目になります。ますます、”水浸法”の考え方とテクニックが磨かれて来ており、お見せいただける資料や動画もそのたびに改定されるとともに充実してきております。おそらくそれらの集大成であるのだと思いますが、来年6月には、C出版社から出版されることが決まったようです。大いに期待したいと思います。
 今回の講義の組立は、
第1部 10:00-12:00
ワンパターンメソッドの復習、直腸のテクニックと実際、S状結腸のテクニックと実際、SD-Jのテクニックと実際、脾彎曲のテクニックと実際、横行結腸のテクニックと実際、肝彎曲のテクニックと実際 (12:00-13:00 昼食・休憩)
第2部 13:00-14:00 挿入困難例のパターン別攻略法
第3部 14:00-15:00 ポリペクトミーのテクニックと実際、ということでした。
 今回の講義では、それぞれの理論の解説の後、お見せいただける動画が、微に入り細を穿つて充実してきており、これでもかこれでもか・・・とお見せいただけることです。また、お見せいただける画像の構成にも工夫が入り、検査されている時の左手と右手の動きを含めた全体像とともに、左上にはコロンモデルへの挿入による画像、右上には実際の患者さんへの挿入時の画像が入っており、見やすく、わかりやすくなってきております。さらに、配らせていただく資料のテキストも、マイクロソフト・PPTの「ノート」形式で、上部にはスライド画像、下部にはその詳細な解説が加えられている・・・という具合に工夫されております。
 今回も、スキルアップのセミナーそのものに初めて来た・・・という方、後藤先生のセミナーには初めて・・・という方も来ておられまして、希望すれば後藤先生の検査実技を見学させてもらえたり、メールで直接 質問をしてもウエルカムということで、ますます人気が高まってきております。なお、クリニックと検査実技の見学は、事前にご連絡さえいただければOKで、もちろん無料だそうです。

東大医学部同窓会誌「鉄門だより」2022年5月号(第797号)の「鉄門いまむかし」コーナーに拙文「引きこもりからの脱却」が掲載されました。
鉄門だより
後藤 利夫先生

拝啓

平素は東京大学医学部同窓会誌「鉄門だより」へのご支援を賜り、誠にありがとうございます。鉄門だより編集部「鉄門いまむかし」担当、医学部医学科4年の    と申します。お忙しい中、突然の電子メールにて失礼致します。

弊紙では毎号、OB・OGの先生方に卒業後のご経緯や、現在のご活動などを紹介願う欄「鉄門いまむかし」を作成しておりまして、今回、先生にご寄稿をお願いさせていただけましたらと考え連絡いたしました。

原稿には、現状や御卒業されてからの歩み、学生時代を振り返られてなどを1500字程度にてお書きいただき、15字程度までの題名、30字程度までの現在の先生のご所属・肩書きを合わせて掲載させていただいております。

また、思い出深いお写真などがございましたら、ぜひ1枚、そのご説明と併せて掲載させていただきたく存じます。

引きこもりからの脱却


1988年卒 後藤利夫



1988年卒の後藤利夫と申します。私は中学2年で不登校、高校は1ヶ月で退学、その後高校には行かず家にひきこもって、大検(大学入学資格検定試験)から東工大理学部物理学科に行き、4年遅れて東大理Ⅲに入学しました。その間、塾や予備校、家庭教師などとは一切無縁で、すべて独学で勉強しました。

小学校の通知表には協調性がないと書かれていました。人と会話するよりも一人で空想しているほうが好きでしたので、本当は物理学者になりたかったのですが、なれそうになかったので医師を目指しました。大学時代は授業にもあまり出席しませんでしたが、当時は出席を取らず成績重視でしたので無事に卒業できました。卒業後は大腸内視鏡の専門家になりました。大腸内視鏡は検査時に患者さんと顔を合わさなくて済みますし、両手で操作する大腸内視鏡はテレビゲームのような面白さがあり、私に向いていました。

恩師の故・粒良邦彦先生(1970年卒)に内視鏡のイロハを教わり、先輩の田淵正文先生(1984年卒)に腸内に空気の代わりに水を入れるアイデアを教わりました。水を入れると滑りが良くなりスコープを押す力が少なくなりますので、スコープがたわまず真っ直ぐのままで挿入できます。スコープのたわみを取る必要がありませんので術者にとって挿入が簡単になり、腸が伸ばされませんので患者さんにとって苦痛が少ないのですが、難点は挿入に時間がかかることでした。

その後、徳洲会の徳田虎雄理事長のところに会いに行き大腸内視鏡だけをやらせて下さいと申し出たところ、即座に承諾を得て鹿児島徳洲会に行きました。そこではコロンモデルを実験道具にして、スコープの持ち方、回し方から挿入法まで大腸内視鏡挿入法のすべてを科学的に再検討しました。各部位で最も合理的な方法を選択し、最大公約数的にワンパターンメソッドを開発しました。受験時代に独学したことや東工大時代に物理を学んだことが役に立ったと思います。これにより平均挿入時間を5分以内に短縮することができました。

一年後、私は徳州会をやめて非常勤になりました。当時、加計呂麻病院院長だった高野良裕先生(1975年卒)は、医師が飛行機に乗って僻地離島を回るフライング・ドクターシステムを発案しました。私は毎日、午前中は移動、午後は大腸内視鏡というスケジュールで北海道から沖縄まで僻地離島を回り、1日最大25人の大腸内視鏡を実施しました。このシステムは病院・医師双方にメリットがあり、患者さんも痛みが無かったと喜んでくれましたので、飽きっぽい私でも長く続けることができました。

ワンパターンメソッドは初心者でも3ヶ月で習得できましたので、多くの医師に教えることができました。徳洲会には50人の弟子を作り、ニカラグア、キューバ、ボリビア、中国にもこの方法を紹介し、『水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル』(中外医学社)という本にまとめました。私自身、これまで6万人の大腸内視鏡を無事故で施行し、3千人の大腸がんを見つけました。ひきこもりで社会性の無かった私でも、社会貢献はできたのではないかと思います。

今は仕事はほとんど引退し都会から田舎に引っ越して、若い頃に苦労をかけた高齢の親の面倒を見ながら、静かに暮らしています。今後はボランティアで水浸法の普及に努めるとともに、不登校やひきこもりの人たちの独学を応援したいと考えています。これまでの学歴社会とは違い、勉強したからといって出世や成功する保証はありませんが、学ぶことはどんな形であれ必ずやその人の人生の役に立つでしょうし、皆が学び続ければ日本が良くなると信じるからです。

引きこもりからの脱却
写真:徳洲会時代の筆者(千葉西総合病医院にて)

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