都内大学病院勤務の若い先生が昨日、湘南厚木病院に見学に来ました。
午後は大腸検査が6件でしたが、医師が3人いたため、私は2件しかしませんでした。
空いている内視鏡室にコロンモデルがあったので、それで指導しました。
本人は本を読んで水浸法を始めて、S状結腸はかなり苦痛なく挿入できるようになったが横行結腸が難しいという。
S状結腸はS頂部をアップアングルでフックして右回転で短縮する」ことは最近では誰でも知っていますが、「横行結腸は中央部をダウンアングルでフックして左回転で短縮する」ことを知らない人は多いです。本人も本でワンパターンメソッドは読んでいるのですが身に付いていません。
そこで、横行結腸を下に引き下げるために元々ついているバネをはずして、ねじを2倍下に付け直し、弱いバネの代わりに輪ゴムを4重にして、横行結腸癒着モードに改造しました。これはプラスドライバー1本でできます。
さらに練習効果を高めるために胃カメラでコロンモデル練習しました。胃カメラは短いのでプッシュすると長さが足りません。プル法で入れないといけません。しかも細いのでたわみやすく下手な操作をするとすぐにたわみます。正しい操作が必要です。しかしワンパターンメソッドを正確に実行すれば問題なく挿入できます。
私が最初はゆっくりだんだん早く、数回デモした後20~30分一人で練習してもらいました。最後に見たらちゃんとできるようになっていました。その後2人目の患者さんの見学をしてもらったら、横行結腸の挿入画面がコロンモデルと全く同じだったと行っていました。自信を付けて帰ってもらいました。
やはり百聞は一見にしかずですね。