『”水浸法”による大腸内視鏡検査(2回シリーズ)  2.実践とポリペクトミー』
-2.実践とポリペクトミー-

【セミナー概要】
 水浸法による無麻酔・無痛内視鏡を実践的に理解できるように実際に水浸法を行っているビデオを用いて具体的な解説を加えます。また、クリニックと病院では、観察、ポリペクトミーやクリッピングの考え方が少し違います。クリニックの方がより安全で効果的な方法が求められます。今まで1万人を無事故でポリペクトミーしてきた開業医がクリニックにこそ必要なそれらのテクニックについてビデオを用いて具体的にわかりやすく説明いたします。
 皆さま、奮ってご参加下さい。
1.コロンモデルと人との比較
2.「水浸法」のビデオ解説
    簡単な人の場合、S状結腸が長い人の場合、
    横行結腸が長い人の場合
3.早くて見逃しの少ない観察法
4.安全で効率的なポリペクトミー
5.クリッピングの効果的なかけ方

セミナーNo230
2013年11月10日(日) 10:00~15:00
スタンダード会議室 銀座二丁目店
(東京都中央区銀座二丁目6-15)
■後藤利夫 先生(新宿大腸クリニック 院長)
■分野: 診療・診察技術
■対象: 医師/検査技師


午前 ”水浸法”の理論と実演動画を使った解説(2022年1月2日公開)


午後 ”水浸法”の実演動画を使った解説とポリペクトミー(2022年2月6日公開)

終了したセミナーの報告と開催の模様
■第230回セミナー「”水浸法”による大腸内視鏡検査 2実践とポリペクトミー」は盛会裏に終了しました。
 11月10日(日)に開催しました第230回医療技術セミナー「実地医家のための”水浸法”による大腸内視鏡検査 2.実践とポリペクトミー」は盛会裏に終了しました。
 講師には新宿大腸クリニック 院長の後藤利夫先生をお迎えしましたが、後藤先生は今回で 7回目になりました。昨年2回ずつ企画していただいたのですが、今年は、水浸法とポリペクトミーを組合わせていただき 2回にまとめていただきましたが、今回は9がつ1日に続く、そのシリーズの第二回目です。
 今回のお話の中で、昨年には出ませんでした”水浸法”の歴史が少しだけ語られました。大学病院医局の時期に恩師や先輩たちと工夫され、その後徳洲会に所属され、主にグループ内での教育と研さんのために”門外不出のワザ”的に活用されたので、表?に出ることはなかったものの、ようやく人材もたくさん育ち、余裕?もでてきたところで、一般に公開することにされたようです。テーマは”痛くない”ことと”早く挿入する”ことで、弟子を早くたくさん育てるために患者さん1人1人に合わせたオーダーメイドの技術ではなくて、誰にでも通用するような「ワンパターンメソッド方式」を編み出されたわけです。
 そもそも大腸内視鏡検査といえば、胃カメラもそうでしょうが、ヤワヤワのいくらでも伸びそうな、そして肛門、直腸、S状結腸、そして下方結腸、横行結腸、上向結腸と曲がりくねった大腸の中に、実際は固い内視鏡を突っ込んで検査するわけですが、スムーズに早く挿入することもさることながら、ファイバーの先端に装着されたカメラをいかにスムーズに、自由自在に如意棒のごとく、思った通りに繰り、大腸内壁を観察するか・・・という技術、考えてみればこれは神技としか思えません。ましてや、患者さんの側の心理からすれば、お尻を露出して恥ずかしい、怖い、痛そうだ、事故が起こったらどうしよう・・・との心理・緊張の中で体を固くしているところで、うまく検査しないといけないのですから、尚更ですよね。
 大腸の検査には、これまでair法が採用されてきたようですが、今回の水浸法は、水を大量に入れるのではなくて、ファイバーが通りにくいところ、あるいは見えにくいところで水を1ccずつ注入し検査する・・・(トータルで100~200cc程度;MAX)というモノで、air法の延長線上にあるものです・・・との解説でした。
 でも、見ていてすごいですよ。コロンモデルを使ったベッド上でのトレーニングや両手と指を使った挿入法の身振りでのトレーニング、語り口は淡々としていて大声を出されるわけでもないのですが、やはり一つの技術の開発に人生を賭けてこられた方のオーラを感じました。
  ますますブラッシュアップされて、受講者がどんなところで苦労されているかが分かっておられる講義でした。で、注水ポンプについても注文されて帰られる方がだんだんと増えてきました。 
 この日の講義は、ネット中継でも、スポット視聴が多く、注目を集めている技術であることを実感しました。終了後に講師を囲んで大腸鏡を使っての指導を再現されておられましたが、会場での受講者の一人は、感激して、楽しかった・・との声を残してお帰りになりました。