昨日、メガコロンの人の大腸内視鏡をやりました。
28歳の細身、高身長の男性でした。メガコロンは若い頃大食漢の高齢男性に多く、若い人には珍しいです。
今まで何度もS状結腸軸捻転を起こしていて、今日、大腸切除術を行うので全大腸検査をお願いしますということだった。今まで何度も大腸内視鏡をしてきたが一度も深部挿入できなかったそう。
メガコロンだと思われたので、スコープは太いCFスコープがいいと思われたが、スコープ選択基準に当てはめると細いPCFとなったので、まずPCFスコープで開始しました。メガコロンは空気も水もできるだけ吸引して腸管径を細くしてスコープを短縮しやすくするのがコツですが、SDあたりでフックして短縮を試みるも腸管の硬さに負けて抜けてしまうので10分であきらめてCFスコープに変更しました。CFでもSDで短縮を試みますが、やはり短縮抵抗性が強くもう少しのところで完全に直線にならないので介助者に左下腹部手のひら圧迫をしてもらってライトターン&プルでやっと直線化できました。このときもう入ると思いました。あとはスムーズに結局10分で挿入できました。スコープの長さが足りないから挿入できないのではなく、短縮できないから挿入できないのです。
教訓:メガコロンは短縮が難しい。なるだけ腸管を虚脱させ、太いスコープを使い、左下腹部圧迫も併用する。

水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル p.151