水浸法のワンパターンメソッドでは用手圧迫をルーチンで使います。
水浸法はお腹を押さえても痛くないからです。
送気法で腸に空気がいっぱいに入っているときに上から押したら痛いに決まっていますが、
水浸法で腸に少しの水があるだけで虚脱していれば押してもちっとも痛くありません。

(その理由)
腸は胃と同じく内圧が閾値を超えると痛みを感じます。
お腹がいっぱいの時に胃を押すと苦しくて痛いですが、空腹の時なら強く押しても何も感じません。
それと同じです。水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル p.116