水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル

~本を読んだ人も読んでいない人も、水浸法の人もそうでない人も~

『水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアル』中外医学社より好評発売中。
本はマニュアル本ですので「なぜそうするか?」より「なにをするか?」の方に力点がおかれています。
このブログでは本を補完するため理論的な面を詳しく説明します。

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カテゴリ: 質問回答

水浸法ポンプ購入希望者へおことわり。m(._.)m

水浸法ポンプは、ポンプとフットスイッチ(機械部分)とポンプとスコープを繋ぐ接続チューブからなります。
現在、ポンプとフットスイッチ(機械部分)は作れるのですが、チューブ材料が当方で入手できなくなったため接続チューブが作れなくなりました。
そのため接続チューブをご自分で用意される方には、ポンプとフットスイッチをセットで1個7000円(税・送料込)で特価販売しております。(注文はこちら
水浸法ポンプの接続チューブの作り方は以下の通りです。

先ず、以下のものを用意します。
①輸血用点滴セット
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②逆流防止弁
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③延長チューブ
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①輸血用点滴セットを写真の部分ではさみで切断する。
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切った後はこのようになります。こちらがポンプに差し込む方です。
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②逆流防止弁を①輸血用点滴セットに接続する。
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③延長チューブを②逆流防止弁に接続する。
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これで接続チューブの完成です。
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④ポンプに①輸血用点滴セットの切ったほうを差し込む。
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これを微温湯を入れたバケツに入れます。(ポンプのエアーを抜いてください)
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⑤スコープの鉗子孔に③延長チューブを差し込む。
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以上で出来上がりです。

後藤利夫 先生 御机下
お忙しい所誠に申し訳ありません。現在大学に勤務しております。
私事ですが来年春に開業をすることになりまして、少しでも苦痛のない検査を模索しておりましたところ、後藤先生の無痛大腸内視鏡挿入マニュアルを目にしました。早速購入し、DVDをみながら何度も読ませていただきました。(you tubeも拝見しております。)後藤先生の理論がとてもすばらしく、これまでそういった指導を受ける機会がなく自己流で上達してきた私ですが、後藤先生の挿入方法を是非私も取り入れてみたいと考えました。DIYはあまり得意でなく自作するのは難しいかと思い、先生からの水浸法ポンプの購入予約をさせていただけないかと思いメール致しました。もうすでに在庫が無い状態かもしれませんが、可能な時で構いませんので何卒ご検討の程よろしくお願い申し上げます。
誠に勝手なお願いで申し訳ありません。

有難うございます。
現在、コネクターチューブが入手不可能となっています。
そちらで輸血用点滴セットで作ってもらえたらその他の部分はお送りできます。
送料、税込み7000円です。
お返事下さい。
後藤
後藤利夫 先生 御机下
お忙しい中誠にありがとうございます。誠に勝手なお願いで申し訳ありませんが、2セット可能でしょうか?
また輸血用点滴セットの接続方法を合わせてご教授いただけましたら幸いです。
料金はすぐにお支払い致します。何卒よろしくお願い申し上げます。

了解しました。
これから作りますので少し時間がかかります。
少しお待ち下さい。
チューブの作り方をupしました。http://水浸法.com/archives/33620959.html
よろしくお願いします。
後藤
後藤利夫 先生 御机下
お忙しい中ありがとうございました。
とてもわかりやすかったです。
今後ともご指導の程よろしくお願い申し上げます。

今発送しました。よろしくお願いします。
後藤
後藤利夫 先生 御机下
お忙しい中本当にありがとうございました。
浸水法ですが、微温湯を100から200ml程注入するとお聴きしましたが、注入している場所はRとSが主体かと思いますがR、S、D、T、Aで大体の注入割合を教えていただけますでしょうか?
動画では前処置の洗浄液が比較的多く残っているように見えるのですが、前処置から時間が経った残液の少ない症例では微温湯の注入量が多めになりますでしょうか?
微温湯注入は全てペダルでコントロールするのでしょうか?
ご教示いただけましたら幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。

浸水法では平均して微温湯を100から200ml程注入します。
入れる量は人によって様々です。
注入している場所については、Rでは余り入れません。むしろ水が多いときは吸います。
Sでは、管腔の方向が見つけにくいときに見つかるまで入れます。
大体の注入割合はR1、S4、D2、T2、A1ですが、入れる場所は決まっています。
直腸はSDあたり、Sは各屈曲、DはSDとSp/F、TはmidT、AはHp/Fです。
見通しのいいところでは入れません。むしろ吸います。
前処置不良のときは話は別で大量吸い、大量入れで水の入れ替えをします。
前処置から時間が経った症例で、管腔があまりに虚脱していて見えにくければ、結果、微温湯の注入量が多めになるでしょう。
微温湯注入は全てペダルでコントロールします。
後藤
後藤利夫 先生 御机下
お忙しい中詳細なご教示をいただき誠にありがとうございました。
今後ともご指導の程よろしくお願い申し上げます。

後藤利夫 先生 御机下
本日水浸法ポンプを受け取りました。
先程銀行から明日の扱いになりますが入金しております。
この度は誠にありがとうございました。
今後ともご指導の程よろしくお願い申し上げます。

以前、「オリエンテーションが付かない」ということで、御相談させていただいた者です。
あれから、何例かトライしたのですが、どうしてもうまく行きません(押し引きしても、揺らしても、なぜか腸管が閉じたままで、どっちへ行ったら良いのか訳がわからなくなってしまうのです)。
そこで、質問なのですが、不本意ながら水浸法を断念して空気法で検査を続行する場合、先生のワンパターンメソッドは空気法でもそのまま使えるでしょうか?空気法だと短縮抵抗性が出てくると思いますが、そうすると、ワンパターンメソッドだけの知識ではうまく行かないでしょうか?

「なぜか腸管が閉じたまま」なぜでしょうか?
腸を押すときにまっすぐ押さずに捻ったり、まっすぐ押しても腸が画面上回転しているのに押し続けると、腸管が捻れて閉じたままになります。
腸管に捻れがなければ閉じたままにはならないと思います。
腸管が閉じるとしたら、少し押しの要素が強すぎるのではないでしょうか?

「ワンパターンメソッドは空気法でもそのまま使えるでしょうか?」
可能です。確かに空気が多ければ短縮抵抗性が出てきてプル法がしにくくなります。ワンパターンメソッドは Sプル・Tプル のプル法ですので空気法では少し難しくなりますが、空気量が少なくすれば可能です。とにかく空気法でも空気をパンパンに入れすぎないようにして下さい。

後藤先生 御侍史

水浸法による無痛大腸内視鏡挿入マニュアルの本も動画も大変勉強になりました。
ありがとうございます。
送水方法について質問です。
最近の内視鏡には副送水機能が付いていますが、この副送水機能による送水でも水浸法による挿入に代用できますでしょうか?
もしご経験がありましたら、送水レベル(強度)なども御教示頂ければ幸いです。
宜しくお願いいたします。


副送水機能で代用可能です。
あくまで管腔の方向(オリエンテーション)がわかればいいので水は少しのほうが望ましいです。
ですから送水レベル(強度)は弱くていいです。

Dear Dr Toshio Goto,
I use water assisted colonoscopy. I am often stuck at Rectosigmoid junction. I follow your advice for Rectosigmoid junction, but the lumen just does not open up. It takes a long time with jiggling and repeated searching to see the lumen. In the end I am not even sure which particular technique helped me as the results are not consistent and reproducible on another day. I do not have problem at other sections of colonoscopy.


Can you please advise how I can rectify this?

Thanking you


The air method use full of air, so the colon is extended.
It is easy to find the orientation.

The water method use small amount of water, so the colon is collapsed.
Becouse colon mucosa is always close to the scope, it is difficult to find the orientation.
The way to find the orientation in the water method is deffrent from that in the air method.

If you watch the mucosa of the colon, you can see a lot of hairlines, very very small grooves.
The orientation and the hairlines are always right angles.
If you see the hairlines are vertical, the orientation must be left or right.
If you see the hairlines are horizontal, the orientation must be up or down.

When you push the scope to make it go forward, the image of the colon in the moniter might rotate right or left.
But if you watch the hairlines of the colon mucosa, you won't miss the orientation.

https://www.youtube.com/watch?v=4yXoHKNrP2I

https://www.youtube.com/watch?v=TVZei_tCZ9Q

https://www.youtube.com/watch?v=uxQFPxbJ8So

Dear Dr Toshio Goto,
Thank you so much for your reply.

The problem I am having is, I see the slit of the lumen, often to the left or down,

which is very tight and does not open up after pulling, twisting and water infusion.

I do not have assess to cap attachment. So probably my mucosal fixation & pull back do not give good results.
Is there any thing more I can do?
Thanks for your help.


In rectum, the amount of the water infused is very small.
The more you infuse the water, the more acute becomes the angle of colon and the more tight the slit of the lumen.
The less water, the better.
A cap attachment is easy to make for yourself.
What you do is only to cut vinil tube.

Dear Dr Toshio Goto,
Thank you for your kind explanation.

I will implement the changes you have advised.
Thanks


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